学会長挨拶![]() 第52回日本医学検査学会 学会長 蒲池 正次 全国の会員、賛助会員ならびに関係各位の皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 第52回日本医学検査学会を(社)埼玉県臨床衛生検査技師会が担当するにあたり埼臨技会員を代表して一言ご挨拶を述べさせていただきます。 第52回学会はメインテーマを「臨床検査の限りない可能性」とし、平成15年5月16日(金)・17日(土)の2日間開催いたします。学会会場のある「さいたま新都心」は、新しく誕生した「さいたま市」の中心にあり、「さいたまスーパーアリーナ」や多くの施設を有し、創造的で楽しい都市空間で「埼玉県」の新しい顔であります。「さいたま市」までの交通アクセスは、東京駅からJRで約35分と近く、5つの新幹線と7つの在来線がいきかう街であります。 メイン会場の「さいたまスーパーアリーナ」は世界最大規模の可動式ブロックによる空間拡張システムを取り入れた、日本屈指のアリーナであります。本学会では、この「さいたまスーパーアリーナ」をメイン会場として使用する他に、過去の全国学会では例をみない7,500u(過去の平均面積は複数会場で約5,000u)の面積を有するダイナミックでゆったりとした開放感あふれる展示発表会場、ワークショップ会場、示設発表会場ならびに懇親会会場として多角的に使用し、ご参加の皆様の利便性を最大限に考慮した会場設営を試みました。きっと参加された皆様には満足していただけるものと思っています。なお、学会会場として他に4つ(新都心地区に3会場、浦和地区に1会場)の施設を使用いたします。 次に学会内容ですが、一般演題の他に特別企画として、シンポジウム4題、パネルディスカッション9題、教育カンファレンス3題、ワークショップ6題、特別講演、教育講演等を予定しております。詳しくは、第52回学会のホームページならびに「医学検査」の7月号をご覧いただきたいと思います。 本学会広報用のポスターは、若手落語家の第一人者であります「林家たい平」師匠にお願いし、「臨床検査」をテーマにデザインしていただきました。 本学会では、予防医学から現代病理学の基盤、そしてチーム医療、話題の感染症、最新のIT技術など、それぞれの切り口でディスカッションしていただきたいと考えております。また、新しい領域で活躍されいる検査技師を迎えてのパネルディスカッションは、若い方々にも参考になるものと考えております。 ワークショップでは、今までの全国学会では実施できなかった形式を企画し、病理・細胞診、血液、一般の各分野では各種の細胞標本を顕微鏡下で実際に鏡検していただきながら、意見と情報の交換を行ないます。また、生理機能分野では、頸部血管の超音波検査(実技講習の形式)を企画し、単なるデモンストレーションではなく、この機会に技術を習得し、日々の検査に役立ていただけるよう企画をいたしました。特別講演に関しましては、公開講演を予定しています。その他にも、アッと驚く楽しいイベントを企画しておりますので皆様どうぞ楽しみにしていただきたいと思います。また、「さいたまスーパーアリーナ」内には、「元ビートルズ」のメンバーでありますジョン・レノンの遺品や遺作を展示した世界で唯一の「ジョン・レノン・ミュージアム」があり、必見の価値があるものと思っております。 最後になりますが、埼臨技会員一同は、全国各地からひとりでも多くの皆様が第52回学会に参加されることを、心よりお待ち申し上げております。 どうぞ、「埼玉の地」へお越しいただきますようご案内申し上げ、創造的で楽しい「夢」と「希望」と「感動」を与えられるような学会企画と運営を目指してまいることを皆様にお約束し、挨拶とさせていただきます。 2002年9月6日 |