I.2003年医療先端IT(情報技術)を論じる |
司会:岡山 幸成(天理よろづ相談所病院) 医療におけるIT化の現状と課題 :藤野 雄一 |
○ねらい 医療におけるIT化の現状と課題,特に通信技術の面から紹介する.医療の分野にお いてもコンピューターが医療を進化させてきたが,さらにネットワーク化する事で効率化され,信 頼性をより高度にすると期待されている.今,技術的に何が出来るのかを学び,これからどこへ向 かおうとしているのかを考えるきっかけにしたい. |
II.頸部血管の超音波検査 | |
司会:鈴木 英之(大宮赤十字病院) 谷内 亮水(高知市立市民病院) 1.頸部血管超音波検査の基礎 −検査の実際− :水島 美津子 2.頚部血管超音波検査の定量的評価法 :寺島 茂 3.頸動脈超音波検査 −ドプラ検査による評価法− :久保田 義則 4.頸部血管超音波検査の臨床評価と治療 :須磨 健ほか | |
○ねらい 最近,動脈硬化,脳血管障害のスクリーニング検査として頸動脈の超音波検査を施行する施設が急増してきている.しかし,その標準的検査方法は確立されておらず,またその臨床的意義についても様々な報告がされている.今回,実際の検査内容と疾患との兼ね合いおよび標準的検査方法について検討し,検査を広めたい. |
III.遺伝子検査は今 |
司会:上野 一郎(信州大学医学部附属病院) 豊岡 裕子(北里大学医学部附属病院) 1.遺伝子検査の自動化の現状 :福薗 真一 2.核酸定量の実用化について −分子生物学が臨床検査に与えた影響− :竹村 正男 3.DNAチップの実用化 :堤 正好 4.遺伝子診断の倫理的諸問題 :大橋 博文 |
○ねらい 遺伝子検査は病態の本質に迫った診断が可能なことから,21世紀の臨床検査に大きなウエイトを占める.また,個人の遺伝子情報に基づいたオーダーメイド治療は医療の最終目標とも言われている.そのためには,個人から大量の遺伝子情報を迅速に得る必要があり,検査の自動化,検査のパッケージ化に向けての研究が加速的に進展している.今回,その技術開発の現状と実用化に向けたコンセプトを学ぶ. |