生涯教育レポート 1

        


     日 時 : 平成25年4月25日  19時00分〜20時30分
     会 場 : 大宮ソニックシティ604号室  点数:専門教科−20点
     演 題 : 院内感染対策の取組み 院内感染対策における検査技師の役割
     講 師 : 飯草正実 (獨協医科大学越谷病院 感染制御部)
     参加人数 :87名
     出席した研究班班員:永野、渡辺、荻野、砂押、牧、佐藤、酒井、小西

《研修内容の概要・感想など》
 今回は、『院内感染対策の取組みと検査技師の役割』について研修会を行った。
『院内感染対策の取組み』に関して、獨協医科大学越谷病院の組織体制や各職種の役割、ICT活動を中心に衛生教育、疫学調査、感染症治療の支援、サーベイランス、広報などの活動を講演していただいた。
 今回、講師を依頼した飯草氏は、2006年に認定臨床微生物検査技師およびICMTの資格を取得されている。2008年に感染防止対策室へ専従で配属されてから、ICT活動を中心に数多くの経験を積まれてきた。そして私たち臨床検査技師の役割は、『検査部で得られた情報は迅速・確実に臨床へ周知すること』『職種毎の情報・意見を共有し、お互いにサポートしながら活動すること』『微生物検査の特異性を活かすこと』と話された。実際の活動では、
@耐性菌検出・アウトブレイク時の報告体制と接触感染予防策の対応
A手指の汚染状況確認や衛生意識向上として培養を用いた教育を実施
B疫学調査はチェックリストを用いた環境ラウンドやPOT法を用いて感染経路を特定
C職員(患者)への啓蒙は、集積データや活動報告、ICT_NEWSやホームページを活用
などを分かり易く話していただいた。
 チーム医療が注目される中、患者を中心とした臨床側のニーズに応えられる検査室になれるよう、日々業務に取り組んでいきたい。

文責:小西光政


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