生涯教育レポート 1

             


     日 時 : 平成26年 4月 17日 (木)  19時00分  〜 20時30分
     会 場 : 大宮ソニックシティ 604号室             点数:専門教科−20点
     演 題 :@ 2014年CLSIドキュメントの主な変更点  
          A  平成25年度埼玉県・埼玉県医師会                 
             臨床検査精度管理事業報告と解説 (微生物)
   
   講師 :@ 池延 貴史(シーメンスヘルスケア・ダイアグノティクス株式会社)                                                          
          A 永野 栄子 (獨協医科大学越谷病院)     
             前田 友子 (越谷市立病院)                
            川俣 大右 (株式会社戸田中央臨床検査研究所)
             荻野 毅史 (済生会川口総合病院)                参加人数 :64名
     出席した研究班班員:永野栄子、古畑 健司、金田 光稔、砂押克彦、小西光政、渡辺典之、荻野毅史、佐藤 香里、酒井利育、牧 俊一

《研修内容の概要・感想など》
 例年通り、本年度の最初の研修会で、CLSIの主な変更点について、池延氏に解説していただいた。今回は、細菌では初めて用いられるカテゴリー‘SDD’、新たに設けられたAppendix Eや、腸内細菌科のブレイクポイントの変更点についての解説が中心になった。
‘SDD’の登場等によって、我々も抗生剤の用法・用量についての知識を今以上に求められるようになってきており、勉強の必要性を感じた。               
    文責:牧 俊一 

 研修会の2演題目は、平成25年度埼玉県医師会臨床検査精度管理事業報告と解説をテーマに、フォトサーベイ、同定検査、薬剤感受性検査、グラム染色の部門ごとで4人の担当者に集計結果報告と評価基準、設問の解説をしていただいた。
 各部門で評価Aは、多くが90%以上で良好な結果であった。評価の低かった設問では同定検査でSalmonella Enteritidisを回答できなかった施設があり、国内の分離状況や感染症法も含めて解説していただいた。また、薬剤感受性検査では、ディスク拡散法で阻止円の測定方法に問題があり、反射光および透過光による測定方法を解説していただいた。グラム染色は、評価対象外である推定菌の正解率が細菌検査室のない施設で低かった。グラム染色を実施する以上、推定菌まで報告できるようにトレーニングする必要があると感じた。
 毎年、精度管理事業講評会で結果報告しているが細かい内容まで解説することができないので、今後も本研修会での解説を継続して実施する必要があると思われた。         
    文責:渡辺 典之

                       提出日  平成 26年 5月 13 日


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