生涯教育レポート 2

             


     日 時 : 平成26年 6月 7日 (土)  13時00分  〜 16時30分
     会 場 : 株式会社ビー・エム・エル総合研究所             点数:専門教科−20点
     演 題 :温故知新 「確認培地から菌名を決定しよう!」
          
      講師 :古畑 健司 (株式会社ビー・エム・エル総合研究所)                                                          
         
                          参加人数 :27名
     出席した研究班班員:永野栄子、古畑 健司、渡辺典之、金田 光稔、砂押克彦、荻野毅史、小西光政、佐藤 香里、酒井利育、牧 俊一

《研修内容の概要・感想など》
 今回は「確認培地から菌名を同定しよう!」というテーマで、TSISIMLIM・シモンズクエン酸・VP培地などの確認培地から菌種名を同定する実習形式の研修会であった。これから夏期になると増えてくる食中毒の起因菌となるサルモネラやビブリオなどを中心に、4つの班に分かれて20菌種の同定を各自で行い、最後に古畑技師に菌種ごとの同定の鑑別ポイントについて解説していただいた。参加した方々はシャーレの臭い、コロニーの色や形、確認培地の生化学的性状を見ながら真剣に菌種の同定を行っていた。私自身、普段の菌種同定を自動機器やキットに頼ってしまっている事が多く、いざ確認培地から同定しようとすると生化学的性状や鑑別点などの知識が曖昧になってしまっている事に気づいた。食中毒菌を見落とさない為には、病原性のある菌について理解しておくだけではなく、非病原性の腸内細菌などのコロニーや確認培地での生化学的性状など日頃から見慣れておく事で「いつもの菌と何か違う」という感覚を身に付ける必要があると感じた。今回のテーマ「故きを温ねて新しきを知る」に沿った研修会であったと思う。   
                         (文責:佐藤香里)

                       提出日  平成 26630  


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