生涯教育レポート 6

    


     日 時 : 平成 2726   1900分〜2030

     会 場 : 大宮ソニックシティー             点数:専門教科−20点

     演 題 :医療関連感染対策の話題 
          講演1Clostridium difficile感染症について
       講演2:感染対策における地域連携の現状


   講 師 :講演1:原 哲郎(アリーアメディカル株式会社)
       講演2:辻 智恵子(埼玉県済生会栗橋病院
         
   参加人数 :59名
     出席した研究班班員:永野栄子 金田光稔 砂押克彦 荻野毅史 牧俊一 小西光政
           
 佐藤里香 酒井利育

             《研修内容の概要・感想など》

 今回の研修会は、「医療関連感染対策の話題」というテーマで、「Clostridium difficile感染
症について」と「感染対策における地域連携の現状」について講演していただきました。

 はじめに「Clostridium difficile感染症について」と題して、原氏に講演していただいた。
抗菌薬関連下痢症の原因菌であると同時に、院内感染の原因菌としても重要であることが説明さ
れていた。
さらに検査結果の解釈から、治療、予防、感染対策の多岐にわたる内容をわかりやすく説明して
いただいた。個人防護具の脱着や、流水による手洗い等の感染対策の重要性を改めて実感した。


 次に、「感染対策における地域連携の現状」と題して、辻氏に講演していただいた。ICTラ
ウンド内容や、ルミテスターによる清潔領域の汚染度チェックを行っていること、見習うべき点
や改善点を写真に記録し注意喚起していることが紹介されていた。地域連携の取り組みとして、
MRSA、インフルエンザウイルス、結核と疥癬の地域サーベーランスについて紹介していただ
いた。さらに相互ラウンドでは、自施設では気づかない点を指摘していただき改善できる等の利
点が紹介された。ICT活動と地域連携を継続することの大切さを感じました。

 2つの講演より感染対策の重要性を実感しました。


                            平成27212
                                   文責:酒井利育
                                                 


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