生涯教育レポート 2

        



     日 時 : 平成 28528   1300分〜1600

     会 場 : 株式会社 ビー・エム・エル 総合研究所         点数:専門教科−20点

     主 題 :腸管系感染症について「コロニーの観察と確認培地による菌名同定」

   講 師 :古畑 健司 (株式会社 ビー・エム・エル 総合研究所


    参加人数 :29名

     出席した研究班班員
             微生物:渡辺 典之、永野 栄子、金田 光稔、酒井 利育、砂押 克彦、小西 光政、
                  森 圭介、毛利 光希、小棚 雅寛、牧 俊一
             公衆衛生:富井 貴之、菊池 貴司、立塚 梓、鈴木 勤
    

    《研修内容の概要・感想など》

 今回の菌株供覧は、(株)ビー・エム・エル総合研究所での開催となった。従来より、菌株供覧は、埼玉県衛生研究
所にて実施してきたが、今年度は(株)ビー・エム・エルでの開催となった。参加人数は16名(受講者)であった。当初
より、実技を最優先とのことで、個々に細かい対応ができるギリギリの人数を設定したためである。
参加者の細菌検査経験年数は様々であったが、おおよそ、23年ぐらいの参加者が中心となった。
まず、56名ずつのグループ分けをし、あらかじめ準備された、菌株および菌株の同定を目的にした用手法培地を
観察した。各性状を見ながら、質疑応答形式で進めていった。各人一人一人がそれぞれ判定した同定結果を
最後に講師の古畑氏を中心に答え合わせ、および、特徴の説明をしていただき、供覧を締めくくった。日常検査では
あまり遭遇しない、感染症起因菌、性状が稀な腸内細菌、薬剤耐性菌、寄生虫の標本も観察することができた。
参加者の中には、初めて見る菌種も多かったのではないかと推測する。


 滅多には遭遇しない菌種であったが、遭遇した時に、「そういえばあの時、観たな・・・」と、今回の経験、資料等
を役立ててもらいたい。


 参加者の方々に、「非常に有意義な実技研修会であった」と思っていただけるように、今後も継続開催していきたい。

 

                                       平成2866

                       文責:金田 光稔


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