生涯教育レポート 3

        



     日 時 : 平成 29623   1900分〜2030

     会 場 : 大宮ソニックシティ  604号室         点数:専門教科−20点


     主 題 :受験者必須!2級検査士・認定臨床微生物検査技師取得に向けてもう一度
         確認しよう!


     講演1 きっと役に立つ!二級臨床検査士受験対策〜実体験を交えて〜
   講 師 1:小棚 雅寛 (埼玉医科大学病院 中央検査部 細菌・遺伝子検査室)

     講演2 めざせ!認定臨床微生物検査技師〜試験とその対策〜
   講 師 2:濱本 隆明 (防衛医科大学校病院 医療安全・感染対策部)

     講演3 二級検査士・認定臨床微生物検査技師資格試験のQ&A
   講 師 3:結城 篤 (防衛医科大学校病院 検査部 微生物検査部門)


    参加人数 :62名


     出席した研究班班員 :渡辺 典之、小西 光政、酒井 利育、
                  森 圭介、毛利 光希、小棚 雅寛、牧 俊一
    

    《研修内容の概要・感想など》

 県内技師3名を講師に迎え『受験者必須!2級検査士・認定臨床微生物検査技師取得
に向けて』のテーマで研修会を行った。

 講演1では小棚氏より二級臨床検査士受験対策についてご講演いただいた。試験は筆記
と実技があり、筆記においては、微生物学50問と寄生虫学10問の多肢選択式形式で、出題
範囲は培地や微生物の特徴、耐性菌の判定や感染症法、寄生虫・ウイルス学を含むとのこ
とであった。実技においては、基本操作はTSI培地への接種、塗抹検査はグラム染色や
Geckler
分類、同定・薬剤感受性検査は培地観察や耐性菌の判定、寄生虫学では鏡検を行っ
たとのことであった。最大の特徴は、検査技術の習熟度を評価するため実技試験を重視して
いるとのことであった。

 講演2では濱本氏より認定臨床微生物検査技師〜試験とその対策〜についてご講演いた
だいた。二級検査士と認定臨床微生物検査技師の制度や試験内容の違い、試験までの流れ、
受験資格に学会発表3回以上および筆頭論文発表1編以上が必要で、試験前日に行われる
指定講習会では試験の傾向やヒントがでてくるとのことであった。さらには協議会主催の地域
講習会も開かれており、受験に向けての準備や試験において注意すべきポイントを講義と実習
を通して習得できるため、参加するメリットは大で人気も高く申込み締め切りに注意が必要との
ことであった。

 講演3では結城氏より二級検査士・認定臨床微生物検査技師資格試験についてQ&A形式
でご講演いただいた。実際に試験問題を作成する過程、受験資格の有無を審査する過程、
試験当日に試験官が見ている本当の採点ポイントなどについて聞くことができた。会場からの
質問にも、論文査読、試験作成、試験官、採点すべての過程に携わっている講師からのアドバ
イス
を聞くことができた有意義な講義であった。

 微生物を担当する私達技師にとって改めて『資格取得』を考える良い機会となったと思われる。
これから経験を積まれる若手技師のみなさんが、いろいろな資格試験に挑戦し活躍されることを
期待したい。

 提出日: 平成 29626

                             文責: 小西光政

 


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