生涯教育レポート 1

          

日時: 平成24年4月20日(金) 19:00〜20:30
会場: 大宮ソニックシティ602号室    点数: 基礎教科−20点
 演題1: CLSI M100-S22主な変更点
  講師: 池延 貴史(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社サービスサポート部)
 演題2: CLSI耐性菌の判定基準推移と感染症法判定基準との比較(グラム陽性球菌)
  講師: 関谷 健(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社サービスサポート部)
 演題3: CLSI耐性菌の判定基準推移と感染症法判定基準との比較(グラム陰性桿菌)
  講師: 松田 聡(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社サービスサポート部)
参加人数: 91名
出席した研究班員: 荻野毅史、金田光稔、渡辺典之、直井健治、永野栄子、牧俊一、
             佐藤香里、砂押克彦

《研修内容の概要・感想》
 今年度最初の研修会ということで、CLSIの主な変更点およびグラム陽性球菌、グラム陰性桿菌のCLSI耐性菌の判定基準の推移と感染症法判定基準との比較について3人の講師を招いて研修会を行った。
 CLSIの主な変更点は、チフス菌とサルモネラ属のCPFXのブレイクポイントが設定され、KPC型カルバペネマーゼの検出、スクリーニング基準の変更があった。また、緑膿菌のブレイクポイントについて、ペニンシリン系薬およびカルベペネム系薬でブレイクポイントの変更があった。
 グラム陽性球菌、グラム陰性桿菌の判定基準の推移と感染症法との比較では、2005年からの各種細菌の判定基準の変更点について説明していただいた。また、薬剤耐性の機序についても説明しただき、新人の技師の方には勉強になると感じた。感染症法との比較では、VRE、PISP、PRSP、MDRPでブレイクポイントが異なり、どちらを使って報告するかは各施設で異なると思う。
 CLSIの変更点以外にも、耐性菌の薬剤耐性機序や判定基準の推移、感染症法など、若干忘れかけていた点も説明していただき、とても勉強になった。今後の検査に役立てたいと思う。

文責:渡辺典之


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