学会終了の挨拶

        第49回埼玉県医学検査学会を終えて

                    第49回埼玉県医学検査学会

                       学会長 飯田眞佐栄

 埼玉県医学検査学会初となるハイブリッド形式による第49回埼玉県医学検査学会は、現地参加322名、Web参加851名を迎え盛会裏に終了しました。ご参加いただいた皆様およびご支援いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

 今学会は、現地開催では参加人数を絞ったうえに会場ごとに人数制限を設け、出入りが多く人数をコントロールしにくい演題発表はすべてWebで行うなど、感染対策を徹底して行った学会でした。思い起こせば今から約1年前、開催スタイルを決断した後も「1年後には集合型で普通にできるんじゃないか?」「集合型の方がよかったんじゃないか?」と一人悩んでしまいました。しかし、早めに決断したおかげで、コロナ感染が深刻になった時でも安心して準備を進めることができ、また10月以降は幸いにも新規コロナ感染者が急激に減少しましたが、ソニックの会場は12月に入っても定員がもとに戻らず、今ではハイブリッド学会に決断して、本当によかったと思っています。

 ただ十分な準備期間を取ったとはいえ、なにぶん初めてのWeb学会でしたので、始めてみると思っていた以上に手作業の部分が多く大変な思いもしました。また参加登録や会計処理・動画のアップなどWebの基幹部分に多くの不具合・不測の事態が発生してしまい、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

 今回の学会テーマを、どんな状況にあっても前に進み、withコロナ・afterコロナの新しい時代に向けて発信をしていくという決意から「前進 ~新・時代への発信~」としましたが、このような状況においても多くの皆様にご参加いただけたことにより、会員の学術活動に対する熱い思いが途切れることなく、来年の学会に繋ぐことができたのではないかと思います。

 最後に内輪のことにはなりますが、初めてのWeb開催に奮闘してくれた今学会実行委員会のメンバーにも大きな感謝を申し上げます。本当にご苦労様でした。